こども達が幼稚園で使うおもちゃの中に、「立ち人形」があります。

顔と体は羊毛を使って形づくり、フェルトで洋服を着せてあげます。
大きさは大人のサイズとこどものサイズがあり、髪の毛や帽子などは作り手によってさまざまです。どれひとつ、同じ物は存在しません。
ですが、不思議と、作った方にお顔が似ていることはよくあります。

この立ち人形を作るのは、工程がいくつもあって、その度にコツがあり、まったく羊毛を扱うのが初めての方には少し大変な作業となります。

私が初めて先輩お母さんから学んだ時は、「まずは三体作ってね。ちゃんとできるようになるのはそれからよ」と言われました。

ベテランの方に教えてもらえば、すぐに商品として売れるものができるんじゃないか…なんて当時甘い考えを持っていましたが、やってみて、それが無理なことはすぐにわかりました。

私は手仕事はあまり得意ではないのですが、何度か作ってみたところ、やっと満足の行く立ち人形を作ることができるようになってきました。教えてもらったお母さんに作ったものを見せて褒めてもらえた時、とっても嬉しかったのを覚えています。

今、幼稚園のお陽さま(年長)のお母さんに、とても上手な方がいます。彼女も、「最初はまったくできなかった」と言います。今の作品を見ると想像もつきませんが、たぶん、それは本当の話です。ですが、一つひとつを丁寧に、あきらめずに何度も作ることでこんなに愛らしい立ち人形をいくつも作るようになりました。

秋まつりでは、写真にある立ち人形たちもお店に並びます。
ぜひ、手に取ってご覧になってくださいね。

在園保護者 松山ちかこ