「えんだより」というのは、月に一度
教師から保護者に向けて書かれるお手紙です。
子ども達の保育室での様子を知るなどができる、とてもいい機会になっています。

年齢の数だけろうそくが灯される。

~えんせいかつより~

朝晩に涼しさを感じるようになり、秋の気配が近づいてきました。
庭のミカンの木には小さな小さな実がつきました!
お部屋のなかは、子ども達が持ってきた金木犀の優しく甘い香りで満たされています。

さて、お誕生日の子どもが多い9月と10月には、お誕生日会が続きます。
お誕生日会の日の朝には、お部屋に黄色いマントが飾られています。その日誕生日を祝われる子どもが着るマントです。
子ども達はお部屋に入るとそのマントを目にし、誰かのお誕生日会があると分かるのです。

お誕生日の子どもは、手づくりのジャムを手に登園します。そして、台所では教師がせっせとクレープを焼いています。一度に5枚ずつ、10回焼き、全部で50枚も作ります!
子ども達はテーブルの周りをぐるりと囲み、次々と焼かれるクレープに目を見張ります。
クレープが焼きあがると、お陽様の子ども達がジャムをクレープの上に乗せ、巻いていきます。

これは、お陽様だけができるお仕事です。丁度良い量のジャムをのせて、はみ出さないようにくるくると巻くのはなかなか難しいことですが、お星様の頃から憧れを持ってよく見ているので、お陽様になることには皆できるようになっています。
お月様とお星様は、「今度お誕生日が来たらクレープが巻ける!」「僕はあと2回お誕生日が来たら巻ける!」と、クレープを巻けるようになるその日を楽しみにしつつ、お陽様の手元を熱のこもった目で見つめています。

お陽様が少し難しい仕事を任される一方で、お星さまとお月様は、りんご、人参、大根を切ること、ハト麦団子やパンを丸めること、酵母のためのリンゴを擦ることがとても上手にできるようになりました。
危なげだった手先はリズミカルに動き、小さな子ども達もりっぱなコックさんになりつつあります。