8月末ごろから、私たちはあるものを探しはじめます。
こども達が遊びの中でも使う、とちの実です。

地方によって、とちの木にあまりなじみのないところもあるようです。
私は九州出身ですが、幼稚園に入って初めて出会いました。

ころんと、つるんとしていて触り心地がよく
こどもの手にも納まりがよくて
おままごとなどにもよく使っていました。

幼稚園では、先生がとちの実を磨いた後、穴を5カ所ほどあけて棒を挿し
小さな織り機を作ってくださいます

こども達は毛糸をリズムよく巻いていき、仕上げていきます。
お星さま(年少)の時は、まだ手の器用さがそれなりで、
毛糸をきれいに巻くのが難しいのですが
それはそれでとても素晴らしい作品となります。

一度、上の子が、次女の仕上げてきたとちの実織り機をほどいて
やり直したことがあました。

今では次女もすっかりと手が器用になり、
とちの実織り機をきれいに仕上げられるようになりました。
それはそれで嬉しくはあるのですが、あの当時の、まだ不器用さの残った作品も
親にとっては愛おしいものでした。

夏の終わり頃、とちの実をこども達と探しに行くようになると
だんだんと秋の気配を感じるようになります。

こども達にとってはもちろん、私にとっても、季節の移り変わりの喜びを
かみしめる時間となっています。

在園保護者
松山ちかこ