いつも、次女は幼稚園に持って行ったタオルを持ち帰るときに
その日作ったものを中に包んで帰ってきます。

うっかり、気づかずにそのまま洗濯機に入れてしまおうものなら!
とっても怒られます…

この日、嬉しそうに持って帰ってきた羊毛の作品。

初めて見るものだったので、「これなあに?」と聞くと
「春巻き!」と返ってきました。

そういえば、この日、お弁当に春巻きを入れていました。
そしてその少し前に、私が春巻きを台所で巻いていると
例のごとく、「やりたい!」というので
少しやらせたばかりだったのでした。

思わず、ふふふ、と笑ってしまい
またまた写真をパチり*

それから「これ、どうやって作ったの?」とたずねたら
「まず、白い羊毛をひろげて、中身をいれてから、こうするの」
と、教えてくれました。

台所で巻いた春巻きは、普通の巻き方で巻いたのですが
羊毛を使って春巻きを作ろう!と考えて
どうやったらできるか?と、次女なりに考えたのだなと思います。

普段の生活が、子どもの遊びの中に入りこんで
子どもなりの発想力で表現されるのを、こうして目の当たりにすると
「こんな風に出てくるのだなあ〜」思わず感心してしまいます。

子どもの発想力というのは、方法を言葉で教えて身につけるものというより
「体験を通して」いるからこそ、そなわっていくものだということが
よくわかる気がします。

だから、幼稚園では「本物の体験」を大切にしています。

モニターを通しての疑似体験や、実体のないものに触れさせる、のではなく
手や耳、肌などのたくさんの感覚器官を通して
(幼児は全身が感覚器官なのだそう)
「本物の体験」をさせてくれます。

それは大人の感覚からすると、とっても贅沢に感じられるほど!です。
例えば、使う素材はほとんど混ざり物が入っていなくて
ウール100%
シルク100%
綿100%
お庭に咲く花
お庭で実った実や葉(食べられる)
木材や木の実そのもの
楽器で奏でる音や歌声、などなどなど…
(フェルトはどうしても少し化繊が入ります)

子ども達はこれらを、たーっぷりと、使わせてもらいながら
毎日遊びに勤しんでいます。

そんな子ども達を見て
「自分が幼児に戻ってこの幼稚園に入りたい!」というお母さんも
珍しくありません…

*撮影した写真は子どもには見せないように気をつけています。
はじめは、撮った写真を「見せて見せて」と言われていましたが
すぐにカメラを片付けたり、
「これは見なくていいのよ」と言い続けたりしていたら
もう今では「見せて」とは全く言わなくなりました。

在園保護者
松山ちかこ